札幌の不動産個人間売買・親族間売買サポートセンターでお手伝いした事例をご紹介いたします。
様々なご相談が持ち込まれる当センターですが、本件は「親族間売買」であり、よくあるケースと言えるでしょう。
母親から息子への土地・建物の売買
取引当事者 | 80代の母親と50代の息子 |
取引対象の不動産 | 居住用の土地と建物 |
取引価額 | 1000万円 |
当センターにお越しいただいたきっかけは、50代の息子さんがホームページをご覧いただいたことでした。
息子さんによると、以前からお母様との間で、お母様名義の不動産を息子さんに売却し、名義も息子さんにしようとお話になっていたとのことでした。息子さんとお母様はご同居とのことであり、息子さん名義にすることで、今後の住宅リフォームや建物の建て替えに備えたいとのご希望です。
取引にかかる費用が心配……
取引を進めるにあたってネックになったのは、やはり不動産の取引にかかるご費用です。一般的な仲介会社に依頼すれば、売主であるお母様の分として仲介手数料3%+6万円が、さらに買主である息子さん分として、やはり仲介手数料3%+6万円がかかります。負担はそれだけではなくて、不動産譲渡所得税、不動産取得税、登記にかかる司法書士報酬、登記にかかる登録免許税などがあります。
これらのすべての費用を支払うと貯金がなくなってしまうということと、取引内容は既に固まっており、将来的に争いになるような余地がないということから、インターネットで、札幌で不動産の個人間売買・親族間売買をサポートしている専門家はいないかと調べ、当センターにお問い合わせをくださいました。
円滑な親族間売買実現のために
当センターでは、円滑な親族間売買を実現するために、すぐに業務に着手いたしました。まずは取引内容の確認です。お母様と息子さんの両名が一緒に運営事務所にお見えになったので、初回のご面談で取引内容のほとんどの部分を聞き出すことができました。それに基づき、売買契約書類の作成に着手し、早期に対応を進めます。
また、お母様は不動産を売却した後にかかる不動産の譲渡所得税が心配とのことでした。これについては、当センターでお世話になっている税理士先生にご協力いただきました。お母様が不動産をご購入になったときの購入価額と今回の売却額を明らかにして、税務相談をしてもらいました(税務相談は弊社の顧問税理士が有料で対応します)。
税務上の観点からも不安がなくなったため、その後はスムーズに手続を進めることができました。初回のご相談から不動産売買の決済まで、わずか1か月というスピードで、不動産の親族間売買を実現することができました。